毎日の生活に疲れを感じると、静かなビーチでラウンジチェアに身を委ねて何もしない贅沢を楽しみたい、という人は珍しくありません。でも一方、もっとアグレッシブな方法でストレス解消したい、という声も。今回紹介するホテルは、アクティブな休暇を楽しみたいという人におすすめです。
思い出せば、かつてTablet Hotels主催で行われたホテルデザインコンペでも、“スポーツ&ゲーム”をテーマに、複数のレクリエーション空間を抱えたインタラクティブなホテル案が上位セレクションに入っていました。バレーボールからスカッシュ、バドミントンにフェンシング。屋内ロッククライミングもあれば、柔道もあり、誰もが何かしら楽しめるように、様々なアクテビティが用意されているというコンセプトでした。
あの案を実現させたいという人がいれば、今からでもぜひお声がけをお待ちしていますが、その間にストレス解消を求めて旅するなら、まずはここでご案内するような場所はいかが。ゆったりまったりも悪くないけれど、だらけた気分になってしまうのはちょっと残念。バケーション中もアクティブに体を動かせば、より休日効果が長続きするはず。
Blanket Bay
ニュージーランド|ワカティプ湖
誰もが憧れる理想の冒険旅行先といえば、やっぱりニュージーランド。中でもクイーンズタウンは、特にアドレナリン中毒を引き起こしそうなワイルドなスポーツが人気の街。そしてそこからほんの1時間ほど足を延ばせば、ここ「ブランケット・ベイ」に到着。ヘリスキーにヘリフィッシング(!)、ラフティングにジェットボートにバンジージャンプといったアクティブスポーツはもちろん、マウント・アスパイアリングやフィヨルドランド国立公園を4日間かけて散策するハイキングも魅力です。
Wanakarn Beach Resort & Spa
タイ|プーケット
プーケットのビーチでまったり・・・なんて、やっぱりちょっと当たり前過ぎ。別に悪いとは言わないけれど、普段ストレスを抱えて生活している人なら、まずはカヤックやマウンテンバイク、シュノーケリングに挑戦して、体の中に溜まった鬱憤と余計なエネルギーをリリースしてみては。もちろん、テニスや最高級設備の整ったフィットネスセンターに足を向けるのも一案。汗を流してスッキリした後なら、白砂のビーチに横たわっても、サンセットラウンジで水分補給に(⁉︎)カクテルを味わっていても、きっともっとリラックスできるはず。
Bunga Raya Island Resort & Spa
マレーシア|コタキナバル
海と雨林に囲まれたなんともエキゾチックな環境が魅力的な、マレーシアの穴場「ブンガ・ラヤ アイランド リゾート&スパ」。みずみずしい緑とエメラルドの水を目にすれば、普段はインドアな人でもきっと冒険心が湧いてくるはず。ここではカヤックやパドルボード、セーリングやスキューバダイビングで海を楽しむオプションに加え、トレッキングやジップライン、キャノピーウォークで熱帯雨林独特の美しさに触れることのできるアクティビティも豊富。いつもとは違う景色に、心の底からアドレナリンラッシュを感じられるはず。
The Purist Villas & Spa
インドネシア|ウブド
バリ島内陸部の奥地にある「ザ・ピュリスト」は、プライベート感たっぷりで、ゲスト一人一人の要望に丁寧に対応してくれるちょっと特別なリゾート。登山やトレッキングはもちろん、マウンテンバイクやATVツアー、川でのラフティングなど、多様かつダイナミックなアクティビティを用意しているほか、ちょっと体力に自信がない人でも、エレファント・サファリツアーや、ダンスやヨガといった若干ワイルド指数控え目の楽しみ方もあるのでご安心を。エネルギッシュに過ごした翌日はヒーリングセッションで、心身共にデトックス。
Longitude 131
オーストラリア|エアーズロック
エアーズロックの名称で知られる世界遺産、ウルル=カタ・ジュタ国立公園の脇に佇む「ロンギチュード131」は、世界で最もダイナミックなホテルの一つ。感動的な砂漠の大地を目の前にしたとっても近代的なホテルだけれど、ここに来たら必ず参加したいのは夜明けと共にホテルを出発して国立公園を散策する1日ウォーキングツアー。迫力満点の岩間やこの地ならではの植物を観察し、自然の中に歴史を学んでいるうちに夕暮れに。遠くへと広がる水平線の向こうに消える夕陽は、明日の筋肉痛が消えても、一生忘れない思い出になること間違いなし。
Old Course Hotel
スコットランド|セント・アンドリュース
ゴルフだって、実はなかなか体力を使うアクティビティ。ゴルフカートもないスコットランドでは、そのハードさが更にレベルアップ。手入れの行き届いた一般的なゴルフリゾートのおかげで、どうも生ぬるい印象のこのスポーツですが、「オールドコース・ホテル」を訪れればそのイメージも瞬く間に塗り替えられるはず。ここセントアンドリュースは、かつて労働階級者の娯楽として始まったゴルフ発祥の地。自然環境と向き合いながら自らの足でコースを進む、なかなかダンディーなゴルフ本来の姿に出会えます。
Amangani
アメリカ合衆国|ワイオミング州
アメリカ・ワイオミング州のジャクソンホールは、海外の冒険旅行スポットに興味のある人なら、知らない人はいないはず。北米屈指のスキー場としても有名ですが、イエローストーンやグランドティトン国立公園にも近く、とにかく大自然の感動的な景色が圧巻。そしてここにある「アマンガニ」は、アマン・グループ系列のホテルだけに、当たり前を遥かに超えたおもてなしとアクティビティを用意してあなたを迎えてくれます。ヘリスキーに犬ぞり体験、フォトツアーに激流ラフティング・・・まずはどれから始めましょうか。
Copal Tree Lodge
ベリーズ|プンタゴルダ
「コパルツリー・ロッジ」では、できないことの方が少ないかもしれません。ここで有名なフライフィッシングとバードウォッチングはもとより、ダイビングやシュノーケリング、ハイキングにカヤック遊びにクリフダイビング、そして洞窟でスイミング、なんてオプションも。滞在中の休息日は、チョコレート作りやコーヒーテイスティング、カクテルクラスなど、ユニークなグルメレッスンに挑戦してはいかが。
Anassa
キプロス|ポリス
地中海の島とあって、冒険旅行とは遠いイメージのキプロスですが、「アナッサ」に泊まれば話が違います。このホテルが提案する理想のバカンスは、驚くほどアクティブ。テニスやゴルフ、ヨガ(と高級フィットネスセンター)といったありがちなオプションに加え、ここでは四輪バギーやスカッシュ、セーリングにウォータースポーツに、サイクリング&トライアスロン専用のキャンプまで用意されているんです。
Six Senses Zighy Bay
オマーン|ムサンダム半島
ドバイから半島の反対側に回った先、オマーンの北端に広がるジギー湾は、砂漠と海が出会う、中東エリア独特の魅力を放つ穏やかな土地。そしてここ「シックスセンシズ・ジギーベイ」は、パラグライダーやロッククライミング、スピードボートにシュノーケリングに、クロスカントリー車でのクルージングなど、この地ならではの醍醐味を様々なアクティビティを通して楽しませてくれます。伝統的なベドウィンスタイルの食事も、なかなかの冒険になりそう。